なりたい自分になる方法とそのために大事な「4つのステップ」
こんな自分になりたい。
そんな風に思うこともあるかも知れません。
でもどうやったら、なりたい自分になれるでしょうか?
今日は、なりたい自分になる方法とそのために必要なことについて見てゆきたいと思います。
目次
- 「あの人のようになりたい」と思った時に大切な4つのこと
- 変わりたいと思った時に一番大事なこと
- 例えば、面白いことが言える人になりたい時、大事なこと
- 「才能がないから」と諦めないで
- なりたい自分になるための努力は必要ない理由
「あの人のようになりたい」と思った時に大切な4つのこと
例えば、「あの人のようになりたい」という理想の人がいたとします。
その人のようになるためにはどうしたらいいと思いますか?
そのためにできることは色々とあると思うのですが、その1つは「演じる」ということだと思います。
その理想の人を演じてみるのです。
人は演じた自分に近づいてゆくと言われたりしますが、その人になりきって演じていると、自然と自分もその人に近づいてゆきます。
こんな言葉があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
この言葉は、インドのヒンズー教の教え※1という説もありますが、なりたい自分になるための大きなヒントになると思います。
※1・・・マザー・テレサの心が温まる名言集<人生、生き方、愛の言葉>でもご紹介しましたが、マザー・テレサの言葉であるという説もあります
先ほどの理想の人を演じる時も、まずは、その人のように考えてみることが大事だと思うんです。
例えば、「こんな時、あの人だったらどんな風に考えただろう?」と考えてみる。すると、その人のような考え方が身に付いてゆきます。
そしたら、次は言葉を変えてみる。
「こんな時、あの人だったら、どんなことを言うだろうか?」と考えてみます。例えば、友達が悩んでいる時、あの人だったら、きっと温かい励ましの言葉を掛けただろうと思ったら、自分もそういう言葉を口にしてみます。
次は、行動を変えてみます。
「あの人は、どんなことをしてきたのだろうか?」と考えてみます。
例えば、きっと失敗を恐れずに、何度もチャレンジしてきたのだろうと思ったら、自分も失敗を恐れず、積極的に挑戦してみます。
次は、習慣を変えてみます。
「あの人は、どんなことを習慣にしていたのだろうか?」と考えてみます。
例えば、物事のマイナスの面を見ないで、プラスの面を見ることを習慣にしていたのかも知れないなと思ったら、自分も意識して物事のプラスの面を見ることを続けて、それを習慣にしてみます。
こんな風にして、
- 1)考え方
- 2)言葉
- 3)行動
- 4)習慣
の4つを理想の人のように変えてゆきます。
習慣が人を作ると思うんですね。
だから、4)習慣が変わると人も変わります。そのためには、1)考え方、2)言葉、3)行動・・・というものを変えてゆく必要があるように思います。
変わりたいと思った時に一番大事なこと
「私は(こんな自分)になりたいと思っています。そのために何をすればいいですか?」
そんな風に聞いていただいたことがあります。
何をしたらいいか?ということですが、ただ、何かをしたことで変わることができた人って、恐らくこれまでに誰もいないんですね。
え?どういうこと?
と思われたかも知れませんが、何かをしたことで変わることができた人は恐らくいません。
ただし、何かをし続けたことで変わることができた人なら大勢います。
何が言いたいかというと、何をするかも大事なのですが、何をし続けるか・・ということが特に大事なのだと思います。
やることは極端に言ってしまえば、何でもいいと思うんです。
こんな風になりたいと思う理想像があって、そのためにこれが大事じゃないかなと自分が思ったことであれば、何でもいい。
大事なのは、それを続けてゆくということだと思います。
先ほど、習慣が人を作ると書きましたが、何をやるかよりも、何を習慣にするか・・ということが大事なのだと思います。なりたい自分になるには。
人の性格は習慣が束になったもの。
そんな風に言われることがありますが、習慣というものが人を作っているのだとしたら、その習慣を変えることが大事です。
じゃあ、どうやったら、新しい何かが習慣になるかといったら、それを繰り返すことだと思います。
習慣とは、意識しなくてもできること・・のことですが、意識しなくてもできるようになるには、それを繰り返してゆく必要があります。
例えば、物事のプラスの面を見ることを習慣にしたいと思ったら、まず、意識して、物事のプラスの面を見るようにする必要があります。
そうやって意識してやってみると、少しづつプラスの面が見えてくると思います。
でも、これだけではその物事のプラスの面を見ることは習慣にはなっていません。
ここからが大事で、その物事のプラスの面を見るということを意識し続けてゆく、実践し続けてゆく必要があります。
それを繰り返してゆくうちに、少しづつ、何回かに一回は意識しなくても、それができるようになったりします。
そして、それをさらに繰り返してゆくと、それがいずれは自分の習慣になります。
こうやって1つ1つ、新しい習慣を身に付けていった先に、なりたい自分がいるかも、知れません。
習慣を変えるということについては下記の記事でも詳しくご紹介しています。
例えば、面白いことが言える人になりたい時、大事なこと
なりたい自分、例えば、面白いことが言える自分になりたいと思った場合、大事なことが1つあります。
それは才能でしょうか?
確かに才能も大事かも知れませんが、ただ、どうも面白いことが言える才能はそこまで必要ではないようです。
じゃあ、何が大事かと言ったら、「時間」。具体的には面白いことを考えた時間の多さが大事なようです。
これは、アイディアが浮かばない時の7つのアイディアの出し方でも書かせていただきましたが、アイディアがどんどん出てくる人と、アイディアがあまり浮かんでこない人も、それについて考えた時間を出てきたアイディアの数で割ってみたら、恐らくそんなに大きな差にはならないと思います。
面白いことが言えるということもそれと似ています。
つまり、面白いことが言えるかどうかは、どれだけそのことについて考えたか・・という「時間」(もしくは回数)が深く関係していると思うのです。
お笑い芸人の人は、毎日、人が笑ってくれるようなネタを考えているそうです。
以前にもご紹介しましたが、お笑い芸人、千原ジュニアさんが「よしもと」の養成所に特別講師として行った時のこんなエピソードがあります。
ある人が千原ジュニアさんにこんな質問をしました。
「何故、ジュニアさんの周りではそんな面白いことばかりが起こるんですか?」
千原ジュニアさんは、
「お笑い芸人の周りだけで面白いことが起こるわけがない。だけど、自分達は人に面白い話をしてゆこうと決めて生きている。だから、面白いことが見つかる。」
そんな風に答えたそうです。(この話の続きは、面白いことが言えないと悩んだら。話の面白い人がやっていることとは?にてご紹介しています)
こんな風になりたいと思った時に大事なことは、その何かについていつも考えること・・なのかも知れません。
「才能がないから」と諦めないで
こんな風になりたいと思うけど、自分には才能がないから・・と諦めてしまう人もいるかも知れません。
だけど、なりたい自分になるのに才能がどうしても必要かというと、そうではないかも知れません。
先ほど、才能よりも時間が大事、そのことについて考えた時間、そのことをやり続けた時間の方が大事だと書きました。
そういう意味では、才能は必要ないけれど、その何かが好きである必要はあるかも知れません。
例えば、先ほどのお笑い芸人の人達は、お笑いが好きなんだと思うんですね。
お笑いが好きだから、そのことについて、いつも考えていられるのだと思います。
もし、お笑いが好きではなかったら、そんなに四六時中、お笑いのことについて考えていられないかも知れない。
だから、大事なのは才能よりも、その何かが好きだという気持ちなのだと思います。
技術やノウハウのようなものは教えてもらったり、続けていけば身に付くことがあります。
ただ、教えられても、その何かを好きにはなるのは難しい。
ある意味、本当の才能というのは、その何かを好きだという気持ちそのものなのかも知れませんね。
だから、何かが好きだという気持ちがあれば、「才能がないから」という理由で諦める必要はないのかも知れません。
なりたい自分になるために必要なものは、才能ではなくて「好き」という気持ちなのだと思います。
なりたい自分になるための努力は必要ない理由
ところで、なりたい自分になるための努力は必要でしょうか?
これには色々な考え方があると思いますが、僕は、努力は必要だけど、必要じゃないとも思っています。
一体、どっちなの??
・・ということなのですが、何か夢を叶えた人、例えば、プロスポーツ選手になった人を見ていると、ほぼ例外なく、努力を重ねてきた、もしくは努力を重ねている人ばかりです。
そういう意味で、努力というのは、なりたい自分になるには必要不可欠なものだと思うんですね。
ところで、努力には、やりたくないことを頑張ること・・といったニュアンスがあります。
だから、みんな努力はしたくないわけですが、ただ、なりたい自分になった人達はほぼ例外なく努力はしているわけです。
ただし、本人達はそれを努力とは思っていないことが多い。
少なくとも先ほどの、やりたくないことを頑張るという意味での努力はしていないと思うんですね。
どちらかというと、やりたくてやっているので、周りから見れば、すごい練習を重ねて努力をしているように見えても、本人からしてみたら、それは努力のようには感じていないことが多かったりします。
なりたい自分になるには努力は必要か?
という話に戻りますが、努力していると感じるような努力はしない方がいいかも知れません。それだといずれはモチベーションが保てなくなってしまうからです。
ただ、自分ではそう感じないけど、周りから見れば努力に見える努力は必要かも知れません。
そのために必要なことって、突き詰めてゆくと1つしかないんですね。
それは、それを「好き」だということです。
好きなことに一生懸命になっても、それは努力とは思いません。
だから、自分が好きなことをするということが大事なんだと思います。
誰かに認めてもらうために何かになろうとするのではなく、誰かのために何かになろうとするのでもなく、自分のために、自分が好きなことに向かってゆくということが大事なのだと思います。