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小さなことで悩む人と悩まない人の違いとは?

考えてみれば、小さなことなのに・・・と思うようなことに思い悩んでしまうことがあります。でもそれは小さなことでも、それが重なってゆくと、もう耐えられないほどの大きな悩みへと変わります。

だけど、そんな小さなことに悩まされていない人もいます。
そこには、ある違いがあると思うんです。

それがわかれば、もう小さなことで思い悩むことも減ってゆくと思うんです。

小さな悩みは幸せな時にしかやってこない

僕は小さな悩みを軽視しているわけではなくて、それは重なってゆくと時に地獄のような苦しみに変わることがあるのを僕はよく知っています。

だけど、人の脳はある特徴があって、それは大きな悩みから考える・・・ということです。今、目の前に危険が迫っているのに、「今晩はカレーでいいかな~」なんて考えていたらまずいです・・。

同じように重大な問題を抱えている場合、脳はまずその問題についてあれこれ考え始めます。

大きな問題から順番に考えていくのが脳の特徴だとしたら、小さなこと、小さな悩みで苦しんでいる時というのは、それは、大きな問題が目の前にない時・・・ということになるのかも知れません。

だから、本来であれば、大きな問題がない、幸せな時にしか、小さな悩みはやってこない・・・そう気づくと、少しだけ心が楽になれます。

小さなことで悩まない人がやっていること

でも、中には、同じような状況なのに、小さなことで悩んでいない方もいます。小さなことで悩む人とそうでない人、そこには何か明らかな違いがあると思うんです。

その違いを考えた時、脳のもう1つの特徴が思い浮かびます・・。それは脳は忙しく考え続けることが仕事である・・・ということです。

だから、脳は常に何かをある一定量考え続けています。

ただ、ここで小さなことで悩む人とそうでない人の違いは、何でその脳を満たすか・・・ということなんだと思うんです。

いずれにしても何か一定量考えるのが脳の仕事です。
ダメだと言っても勝手に考えます。

何を考えて脳を満たすか・・・小さなことで悩んでいない人がやっているのは、何か悩まなくて済む他のことを考えていて、それで脳がいっぱいいっぱいになっているので・・・他のこと、例えば、小さな問題については考える余裕が脳に残っていないだけ・・・・なんだと思います。

一方で、小さなこと、考えてみればどうでもいいようなことで悩んでしまう時は、言ってみれば、脳は暇を持て余している状態・・・なのかも知れません。

小さなことで悩まない人・・・その人達に小さな問題がないわけではないと思います。

それは誰にでもあるものです。それはいくらでも出てきます。それは、小さな問題・・・なのですから、探そうとするといくらでも見つかります。

でも小さなことで悩まされていない方は、その小さな問題は現実としてありながら、他のことで「脳を忙しくしているから」・・・悩まないで済んでいるのだと思います。

例えば、夢を追っている人は日常の人間関係の小さなことで思い悩むだろうか・・・と考えた時、そうは思えません。

それは、夢を追って一生懸命になっているからだと思います。頭は常にそのことで一杯で、小さな問題は勿論あるけれど、それを考える余裕を無意識の間に与えていないから・・・だと思います。

だから、夢が破れた時とか、何か一生懸命になっていたものがなくなってしまった時、何か自分が毎日そのために費やしていたものがなくなった時、またはそれまで悩まされていた大きな悩みが解消された時・・・人は小さな悩みに襲われるのかも・・・知れません。

今は何かに一生懸命になる時

脳を何を考えることで満たすのか・・・いずれにしても何かで満たさなければなりません。脳はどうやったって、考え続けるのが仕事なのですから。

小さなことを考えてしまう時は、脳が暇を持て余している状態なのだとしたら、今はまさに他のことで脳を忙しくしてあげることができる時期なのかも・・・知れません。

小さなことに悩んでいる時・・・それは目の前に大きな問題がない時であり、比較的時間が自分にある時なんだと・・・思います。忙しくて忙しくて・・・という人が小さなことで悩むことが少ないのは、そういうことだと思います。

そうやって考えると、今、言い換えてみれば、何でもできる時なのかも知れません。

僕はそういう時はまさに何かに一生懸命になれる時であり、何かに挑戦できる絶好のチャンスなんだと思うんです。

その挑戦するものは何でもいいと思います。例えば、昔、子供の頃や学生の頃好きだったことで諦めてしまったことに挑戦するのもいいし、仕事なら、今まで挑戦したことのないようなことにあえて挑戦してみてもいいのかも知れません。

小さなことで悩んでしまう時・・・それは何でもできるというチャンスの時なんだと思います。そして、やろうと思えば、何歳からでも、いつでも、何にだって挑戦できると僕は思います。