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自分で自分を認める方法。自分を認められない原因についても

自分で自分のことを認められない。
いつもどこかで人に認めてもらいたいと思っている。

そんなこともあるかも知れません。
だけどもし、そんな自分を変えたいと思った時、何から始めたらいいでしょう?

また、自分を認められない原因は何なのか?
もし、自分を認められるようになったら、どんな自分になれるか?

今日は、そんなことについて見てゆきたいと思います。

目次

自分を認めることができる人とできない人は何が違うの?

自分自身をどのように評価するか?

・・というのは実は人によって違っていて、自分を認めることができている人と自分を認められない人ではその評価方法が根本的に違っているようです。

何がどう違うのか?

ということですが、自分のことを認めることができない人は、減点法で自分を評価していることがどうも多いようです。

実は、以前の僕自身がこの減点法で自分を評価していたんですね。

僕はそれが当たり前だと思っていました。

減点法というのは、自分に足りないところを探してゆくやり方で、例えば、こんな自分だったらいいのにと思う自分、もしくは自分の理想像を100点とします。

そして、そのために欠けているものがあった時は、その100点からその欠けている分だけ減点してゆきます。

ただ、この減点法ではいつまでたっても自分を認めることができないんですね。

というのも、意識が自分の足りないところに向けられているわけです。

自分の足りないところは自分の認められない部分でもありますから、いつも自分の認められないところを探しているようなもので・・これだと、いつまでたっても自分を認めることができない。

この減点法の場合、自分を認められるのは、100点の自分になった時や理想の自分になれた時・・なわけですが、全て完璧にできることって殆どなくて、だから、このやり方を続けている限り、自分を認められなかったりします。

僕は、このことに気づくのにとても長い時間がかかりました。

「何でもっと早く気づかなかったの?」

そんな風に言われてしまいそうですが、当時の自分はこのやり方が全てだと思っていたし、他のやり方があるなんて考えたこともなかったのです。

一方、自分を認めることができる人はどうしているかというと、減点法ではなくて、例えば、加点法で自分自身を評価していたりします。

真逆なんですね。自分を評価する方法が。
それに気づいた時、少し明るい気持ちになりました。

違うやり方があることを知ったから、そして、自分の評価方法を変えれば、自分自身に対する感じ方もガラリと変わるのではないかと思えたからです。

自分を認めることができる人がやっている自分の認め方

自分を認めることができる人がやっている自分自身に対する評価方法の1つが「加点法」ということでした。

この加点法はどういうやり方か?ということですが、先ほどの減点法は自分に足りないところを探して、その分だけ点数を引いてゆくやり方でした。

一方、この加点法はというと、その反対で自分にあるものを探して点数を足してゆくというやり方になります。

例えば、何らかの目標があったとします。

この時、減点法で自分を評価している場合は、目標を達成していないことに対してマイナスの評価をして、その分だけ、自分の評価を下げます。

一方、加点法の場合は、目標に近づいた分だけプラスの評価をする(自分を認めてゆく)・・というやり方をします。

ここで突然ですが・・

コップに自分の大好きな飲み物が半分入っています。

この時、

1)あと半分しかないと思いますか?
2)まだ半分もあると思いますか?

加点法は、きっと2)のまだ半分もあると思うことに似ていて、ないものではなくて、あるものに意識を向けて、そして、評価してゆく、認めてゆくというやり方なのだと思います。

だから、自分ができていないことではなくて、自分ができていることを見る。
自分にないものではなくて、自分にあるものを見る。
自分の悪い部分ではなくて、自分の良い部分を見る。

自分のどこに意識を向けるか?

・・ということは自分自身への感じ方につながってゆくので、自分ができている部分に意識を向ければ、自分のことをそれでいいと思いますし、自分ができていない部分に意識を向ければ、自分のことをそれでいいとは思えなくなってしまいます。

自分で自分のことを認められる人は、ないほうではなくて、あるほうに意識を向けていることがどうも多いようです。

自分に対する揺るぎない自信と自己肯定感はどうやったら手に入るか?

さて、ここまで自分を認められない原因や自分を認められる人と認められない人の違い、そして、自分を認めることができる人がやっていることについて見てきました。

実はもう1つ、自分を認めてゆく上で大事なことがあって、それは何かと言うと、目に見えるものではなく、目に見えないもので自分を認めるようにしてゆく・・ということになります。

目に見えるもので自分を評価しようとすると、結果的に人と比べる必要が出てきて、そのやり方(他人と比較して自分を評価しようとするやり方)だと、自分を認めるのが難しくなってゆきます。

目に見えるもので自分を評価する・・とは、例えば、収入が多い自分は「よし」、収入が少ない自分は「ダメ」という風に考えていたとします。

このやり方ですが、実は1つ問題があります。

それは何かと言うと、どの位なら収入が多いのか、少ないかという基準が曖昧なのです。

例えば、20万円の収入でも、それだけでは、それが多いかどうかわからないわけです。そこで何かと比べる必要が出てきます。それが多いか、少ないかを判断するために。

例えば、他人の収入と比べる必要が出てきたりする。そして、その上で自分の収入の方が多い必要があるわけです。自分を認めるためには。

今回は収入を例にしましたが、肩書や学歴、住んでいる家や乗っている車から友達の数まで・・全部一緒です。そういった目に見えるもので自分を判断しようとしている限り、どうしても他人と比べたくなってしまいます。

というより、他人と比べなければならなくなります。

このやり方で自分を認めようとしていると、他人に勝ったと感じた時はいいのですが、負けたと感じた時には自分を認められなくなってしまいます。

そして、他人に勝って自分を認められたとしても、次にもし負けたと感じたら、それまでに得た自分に対する自己価値感や自信のようなものは一瞬で失ってしまいます。

じゃあ、どうしたらいいか?

というと、目に見えるものではなく、目に見えないもので自分を認めるようにしてゆく必要があると思うんですね。

目に見えないものとは、例えば、試合の結果ではなくて、そこまでの過程で自分を認めるようにしてゆきます。

試合に勝った負けたという目に見えるものではなくて、それまで努力を重ねてきた自分の姿勢や在り方という目に見えないもので自分で認めるようにしてゆく

このやり方であれば、他人と比べる必要がありません。

というより、他人と比べようがありません。だから、他人に勝つ必要もなくなるし、他人より劣っていると感じる必要もなくなります。

この考え方については下記の記事にて詳しくご紹介していますので、この辺にしたいと思いますが・・

ただ、今、少しだけ付け加えさせていただくと、目に見えないもので自分を認めるようにしてゆくことで、手に入るものが2つあります。

それが、自分に対する揺るぎない自信と自己肯定感です。

先ほど、僕が自分の評価方法を変えれば、自分自身に対する感じ方もガラリと変わるのではないかと思ったことについて書かせていただきました。

そして、それは本当にそうなったんですね。

以前は減点法で自分を評価していた。足りないもの、できていないもの、持っていないもので自分を評価していました。

だから、いつまでたっても自分のことをそれでいいとは思えなかった。

だけど、加点法で、自分にあるもの、自分ができていることや、または、目に見えない自分の在り方で自分自身を判断するようになってから、やっと、自分で自分のことを「それでいい」と思えるようになりました。

それは「オレ、スゲーぜ!」(笑)というような、大きな何かではなくて、それはもっと穏やかな「こんな自分でもいいかな」という自分に対する肯定感なのですが、その穏やかな自己肯定感を手に入れてからは、人と比べて一喜一憂する必要がなくなりました。

そして、その分だけ、生きることが楽になったのです。