誰かへの怒りが止まらない時にどうやって怒りを鎮めるか?
誰かに対して怒りが止まらない時・・・信じていた人に裏切られたり、人の気持ちを踏みにじられたり、恩を仇で返してくるような人もいるかも知れません・・。
そういう風に自分の思いを踏みにじられた時、とんでもなく大きな怒りに包まれることがあったりします。
普段はある程度、怒りをコントロールすることができたとしても、こんな時はどうしようもなく怒りが湧き上がってくることもあります。
そんな時にできることがあります。
たった2つのステップで心がどんどん楽になる
こんなことを書くと、今までサイトで僕が書いてきたことと違うと・・・言われそうですけど・・・本当にどうしようもなく相手への怒りが止まらない時にできることがあって。
それが相手にメールを書く・・・ということなんですが、普通のメールではなく、相手を責めて責めて、責めまくるメールを書きます。
ただ、これには少し続きがあります。
まず下書きをメモ帳などにします。パソコンなどでタイプしてもいいですし、手書きでも大丈夫です。(メールは最後の最後まで送りません。)
メールには思っていることを言葉は悪いですが、ぶちまけていきます。相手を責めて結構です、責めて責めて、責めまくっていきます。
自分が正しいということ。相手が間違っていることを書きまくっていきます。
その際、相手をこてんぱんにしてやるつもりで書きまくってゆきます。ここではいい人でいる必要はありません。自分のブラックな部分を躊躇せず、押し出してゆきます。
書いて書いて書きまくります。
書き終えたら、ここで最初の下書きが終了です。
まだメールは送りません。何故なら、相手を反論もできないほどにこてんぱんにしてやる必要があります。
相手に一切反論を許さないほどこてんぱんにしてやるので、筋を通すように、先ほどの下書きを書き直してゆきます。
最初の下書きは感情をぶちまけて書きますが、この段階ではそれを論理的に書き直してゆきます。
相手が一切反論できないほど、徹底的に論理的に何故自分が正しく、相手がどれだけ間違っているか・・・ということを書いてゆきます。
その際、自分がどれだけ悲しかったかを突き付けてやります。(度々言葉が悪くてすみません・・)
自分がどんな思いをして、どれだけ悲しくなったか、どれだけ思いを踏みにじられて悔しい思いをしたか・・・をガンガンと書いてゆきます。
どれだけ悲しかったか・・・もただ、悲しかったではなく、論理的に、何故悲しくなったか(こういう思いだったのに、裏切られたから・・・など)を書いてゆきます。
そうやって書きまくってゆきます。
すると不思議と・・・徐々に冷静になってゆきます。
上の2番目のステップ、論理的に書くこと、自分が悲しかったことを書くこと・・・を続けてゆくと、少しづつメールの内容が穏やかになってゆくと思うんです。
相手に自分の気持ちを踏みにじられた思いというのは、わかってもらわないと・・・なかなか消えていってはくれないものだと思うんです。
相手がわかってくれればそれが一番だと思うんです。
だけど、とんでもない怒りが湧いてくるほど・・・思いを踏みにじられた人ですから・・・そんな気持ちは持っていないかも・・知れません。
だけど、人の心とは面白いもので、誰にわかってもらっても・・・心のざわめきはおさまっていったりします。
誰にわかってもらっても・・・つまり、自分でもいいと思うんです。
悲しかったこと、気持ちを踏みにじられて悔しい思いをしたこと、苦しんだことを書いてゆく中で・・・自分で自分の本当の気持ちに気づいたりします。
怒りで隠れていた本当の気持ちというか。
そこに自分で気づいたりすると、不思議と心のざわめきは穏やかになっていったりします。
相手を論理的に責める・・・と書きましたが、そうやって一切反論を許さないように論理的に相手が間違っていることを書くということ、特に感情ではなく、論理的に考えるということは、自分の立場だけではなくて、相手の立場になって物事を見たりすることも重要になってくると思うんです。
そうやって色々なことに思いをめぐらせてゆくと、相手にも相手なりに事情があって、それは自分にとって許せたりはしないものであっても、そういうことを考えてゆく中で、まぁ、いいかなと・・・そんな風に思える瞬間が来ることもあると言いますか。
この辺でまとめたいと思いますが、怒りがもし残っていれば・・・・また翌日この形でメールを書きます。
ただこの形で実際に書いてゆくと・・・怒りは徐々に薄れてゆくと思います。最後は何だか飽きてきて・・・どうでもいいか!ってなるかも・・知れません。
そうなったら、もうメールは送る必要はないわけで。
だからといって相手を許しましょうとか・・・そういうことではないですし、お付き合いをやめる(縁を切る)、時間を置く、離れる・・・ということも時には必要なことだと思うんです。
ただ、こういう形で自分の中にあるものを思い切り出してしまった時に、心はすっと楽になれたりすると思うんです。
そうやって一度耐えて、そしてそれを自分の中から出してしまえたその時に、それが今度は自分を強くしてくれる力になるように僕は思ってます。