「嫌なこと」を考えないための3つの方法
こんにちは。おかしな幸福論のモリです。
今回は「嫌なことを考えないようにする3つの方法」そんなテーマでお話ししたいと思います。
目次
「考えないようにしよう」は逆効果
考えたくはないのに、嫌なことが何度も頭に浮かんできて辛い。
そんなこともあるかも知れません。
嫌なことが何度も頭に浮かんでくるというのは、本当に辛いもので・・・だけど、考えないようにしようと思っても、なかなかうまくいかなかったりします。
でも、何故、考えないようにしているのに考えてしまうのでしょう?
実は、嫌なことを考えないようにしようとすること、それは逆効果だったりします。
これを証明した、ある有名な実験があります。
「シロクマ実験」という、心理学の世界ではとても有名な実験です。
この実験の内容と結果が、嫌なことを考えないようにすることのヒントになると思いますので、少しご紹介したいと思います。
この実験では、被験者にシロクマの映像を観せた後、被験者たちを3つのグループにわけました。
そして、
1つ目のグループには、「シロクマのことを覚えておいてください」
2つ目のグループには、「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです」
3つ目のグループには、「シロクマのことだけは考えないでください」
とそれぞれ伝えました。
後日、映像の内容を一番よく覚えていたのは、どのグループだったと思いますか?
それは3つ目の「シロクマのことだけは考えないでください」と言われたグループだったそうです。
この心理学の実験からもわかりますが「考えないで」と言われると「考えてしまう」のが人の心理だと思います。
だから、「嫌なことを考えないようにしよう」と思うことは、逆効果になります。
嫌なことを考えないようにしたいと思った時、その点については注意してください。
プラスを増やすことで、マイナスを減らす
じゃあ、どうしたらいいか?
ということですが、脳が一度に、もしくは一定の期間で考えることができること、その容量は決まっています。
だから、嫌なことではなくて、別の何かを考えれば考えるほど、嫌なことを考える余裕がなくなっていきます。
ですので、嫌なことを考えないようにしたいと思った時は、積極的に違うことを考えるようにすることが大事なポイントになります。
嫌なこと以外の何かを考えるようにするわけですが、できれば、嫌なことの反対のことがいいと思います。
例えば、楽しいことですとか、楽しみにしていることなどを考えるようにします。
または、好きなことを考えるのもいいと思います。
具体的には例えば、次に買いたいと思っているバッグや時計とか、服とか。そういうことを考えたり。
または、好きな漫画やゲームのことを考えてもいいですし、好きなスポーツや音楽、映画とか、そういったことでもいいですし。
自分が楽しいと思うこと、楽しみにしていること、好きなこと・・・そういうことを考えれば考えるほど、嫌なことを考えることが減ってゆくと思いますし、嫌なことが頭に浮かんでくることも減ってゆくと思います。
また、楽しいこと、好きなことをする・・というのもいい方法だと思います。
好きなこと、楽しいことをしている時は、嫌なことを考えられないものですから。
例えば、好きなゲームをしたり、好きな本を読んだり、好きな映画を観たり、好きな音楽を聴いたり、または、好きなスポーツをしたり・・といったことをする時間を増やしてゆきます。
そうやって、プラスのことを増やすことで、マイナスを減らしてゆきます。
心身の調子が悪くて、楽しいことを考えられない時
ただ、もし、心身の調子が悪くて、楽しいことを考えたり、好きなことをすることができない・・そんな時はどうしたらいいでしょう?
心身の調子が悪い時は、なかなか、楽しいことを考えたり、楽しいことをしたり・・という気持ちにならなかったりします。
そんな時は、無理に楽しいことを考えたり、楽しいことをしようとする必要はないです。
無理をする必要はないんですが、ただ、恐らく、波があると思うんですね。
調子がすごく悪い時もあるかも知れませんが、ただ、あれ、今日はちょっと調子がいいかなという時もあるかも知れない。
または、この時間帯なら、少し気持ちが楽とか、体が楽とか・・そういったこともあると思うので。
そういった、ちょっと調子がいいなというタイミングで、楽しいことを考えたり、好きなことをするようにしてみるといいかも知れません。
先ほども言いましたが、無理をする必要はないと思うんですね。
ただ、できる時にできることをしてみるといいかも知れません。
過去の嫌な記憶、マイナスな感情を捨てるには?
もし、その嫌なことが過去の人間関係の中で起こったことであれば、例えば、誰かに言われた心無い言葉だったりした場合ですが、その相手に手紙を書く・・というのもおすすめです。
その心無い言葉について考えるのをやめるために、です。
手紙を書くといっても実際には送る必要はありません。
ただ、送るつもりで書きます。
何を書くか?ということですが、その相手に言いたいことを遠慮しないで全部書いていきます。
相手を思い切りねじ伏せるつもりで、わからせてやるつもりで、書きたいことを書いてください。
とにかく、書いて書いて、書きまくります。
思い出したくないことを何度も思い出しては考えてしまう・・というのは、自分の中に吐き出せていない感情があるからだったりします。
そういった感情は、紙に書き出すと、自分の中から出ていきます。
ですので、そうやって遠慮なしに思ったことを全部書き出してみると、気持ちもすっきりしますし、同時に、マイナスの感情が自分から出て行ったことで、それについて思い出すこともどんどん減ってゆくと思います。
もし、紙に書き出して一度は楽になったけど、また、苦しくなってしまった場合は、まだ心にマイナスの感情が残っている証拠ですので、また、同じように紙に書き出してみてください。
一度に楽になれることもありますが、また苦しくなった時はそうやって、何度も書き出してゆくと、気持ちもどんどん楽になってゆくと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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