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自分を支えていたものなのに燃え尽きて無気力感を感じる

燃え尽き症候群については燃え尽き症候群の原因と克服方法についてで書かせていただきました。

今回は、もともと楽しめていたものなのに、それが自分を支えていたのに、その楽しめていたものに燃え尽きてしまって、全てを失ったような気持ちになって感じる無気力感のようなもの・・・

そんなものをどうやって乗り越えてゆくのか・・・ということについて書かせていただきたいと思います。

突然襲ってくる無気力感や絶望にも似た感覚

すごく好きで情熱を燃やしているもの、そしてそれが自分を支えてくれていることがあったりします。

心から楽しいと思えることで、それは本当に自分の心の支えになってくれたりします。

だけど、突然のようにその気持ちが消えてしまいそうになることがあります。ある種の燃え尽き症候群のような・・・突然のようにやる気を失ったり・・。

目標を失ったり、向上心が消えてしまったり、楽しいと思える気持ちがふっと消えてしまいそうになることがあります。

そして、それが消えてしまった時、何とも表現できない無気力感に襲われることがあるんです。

それはもう大袈裟ではなくて全てを失ったような・・・そんな絶望にも似た感覚で、自分から色々なものが奪われてゆくような気持ちにさえなります。

そこからもう抜け出せないのではないかと・・・そう思ってしまうんです。

燃え尽きない秘訣があった

すごく好きで情熱を燃やしていたもの、そして自分を支えていたもの・・・だからこそ、それが何だか楽しめなくなった時は絶望にも似た感覚を覚えるのだと・・思うんです。

きっと何に対して、いくらそれが自分が心から楽しめることであっても、同じモチベーションを持ち続けることはできないのかも知れないと思ったんです。

心には波がある・・・簡単なことですけど、一生懸命頑張る癖があると・・・その波が下がった時に頑張ろうとしてしまうんです。

そして、それが燃え尽きてしまう原因なのかなと・・・僕はある時にそう思いました。

心の波が下がっている時に頑張る、これはつまり、やる気が出ない時に頑張ろうとするわけですが、何故そうしてしまいたくなるかというと、矛盾するようですが、心の波が下がっている時だからで・・。

だから、何とか心を持ち上げようと思って、一生懸命頑張ろうとしてしまうのかも知れません。

自分が好きなことに、燃え尽きない秘訣があるとすれば・・・この心の波を客観的に捉えること、そして、心の波が下がった時、つまりあまりやる気にならない時はそのサインを素直に受け取って、そこでやめること(休むこと)・・・なのかなと、そう思いました。

簡単なことのようで・・一生懸命頑張る癖のある僕には難しいことでした。

うまくいかない時、うまく気持ちが乗らない時ほど頑張る時だと、ずっと思っていたのかも知れません。

それは受け取ってもいい、その気持ちが乗らないというサインは受け取ってもいい・・・そう自分に言い聞かせてみることにしたんです。

そして、そんな時は全く違うことを、それをやることの意味を考えずにしてみます。
自分が普段しないようなこと、非日常の中に自分の身を置いてみたり。

心は波を打ち続けているので・・・必ず下がった波は上がるわけで。
ただ、心の波が下がった時に頑張ろうとすると、波は上がらないようにできているようです。

その何かに対する心の波のサインをキャッチして、下がった時は一切頑張らないでパッとやめてみる。すると、またやる気は不思議と、必ず戻ってきたりします。

心の波が上がっている時は、うまくいっているから楽しいし、それだけをやりたくなると思うんです。だから、他のことに手を付けられなかったりして・・。

でも、(その何か特定のものに対する)心の波が下がった時は、それは今、他の力を蓄える時、知識を得る絶好のチャンスだと思ってみて、普段はなかなか手をつけられなかったことに挑戦してみてもいいのかなと・・・今は思えるようになりました。

自分ではちょっと無理かなと思っていたことを勉強してみたり、やってみたり・・・そうやって力をつける時間に当ててみるのもいいのかなと。

そうやって心の波を乗りこなすというか・・・そういうことを続けてゆくうちに気づくと、簡単には燃え尽きない自分になれていて。

頑張らないとうまくいかないと思い続けてきた僕からしてみたら、頑張らない方をどんどん選択してゆくというのはものすごく抵抗がありました。アクセルはベタ踏みしかできない人間だったので・・。

考えてみたら、うまくいかないこと、気持ちが乗らないこと、楽しめないことですとか・・・そういうことを僕は受け入れたくなくて、そんな時こそ頑張ろうとしていたのかも知れません。