挫折を克服するには、挫折から学ぶこと。自信を失った時にできることは?
何か自信を持ってやっていたことに失敗して、希望を失ってしまった。
そんな挫折を経験することもあるかも知れません。
そんな時は、どうやってその挫折から立ち直ったらいいでしょうか?
また、どうやったら、その失った自信を取り戻すことができるでしょう?
今日は、その方法について見てゆきたいと思います。
目次
- 後悔すると前に進めず、反省すると前向きになれるのは何故?
- そこに落ちているものは全部拾って起き上がる
- 自信は作って壊してを繰り返して、確かなものになってゆく
- やり方が間違っていたわけじゃないかも知れない
- 「失敗と書いて、せいちょうと読む」
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後悔すると前に進めず、反省すると前向きになれるのは何故?
何かに挫折して、前が見えなくなってしまう。
そんなこともあるかも知れません。
それまで自信を持ってやっていたはずなのに、その挫折によって、その自信やまたは将来への希望を失ってしまったり。
そんな時は目の前が真っ暗になって、先が見えなくなったりします。
そんな時、どうやったら、立ち直ってまた歩き出そうと思えるか?
・・ということですが、挫折を克服したという人の話を聞かせていただくと、そういった人達の多くは何かをそこからつかんで立ち上がろうとしていた・・言い方を変えると、何かをそこから学ぼうとしていた・・ということがどうも多いようです。
挫折して落ち込んで、そこからただ再スタートを切ろうとするのではなく、その挫折や失敗の中から何かを学んで、そして立ち上がる。
以前、後悔を反省に変えると少し前向きになれるというお話をさせていただいたことがありましたが、それに似ているかも知れません。
後悔というのは、後ろを悔やむと書きますが、後ろを見ていて、だから、前に進めないわけです。
ただ、反省というのは、何が悪かったかを考えて「次はどうするか?」と考えることで、視線は前を向いています。
だから、後悔している間はなかなか前を向こうという気持ちにはなれませんが、その後悔を反省に変えた時、前向きな気持ちになれたりします。
挫折に関しても一緒なのかなと思います。
挫折したことに対して後悔し続けたり、その挫折した過去の経験ばかり考えていると、なかなか前を向けないし、その挫折がある種のトラウマになってしまったりする。
そんな時は、その挫折した経験について「何が問題だったのか?そして、次はどうしたらいいか?」と考えてみると、不思議と視線は前を向きます。
そうやって前を向いた時、そこから立ち直れそうな気持ちになれたりします。
そこに落ちているものは全部拾って起き上がる
恐らく、挫折を経験しないまま、最後まで生きた人っていないと思うんですね。
誰もが挫折や失敗を経験するものだと思うのです。
そういう僕もこれまで多くの挫折や失敗を経験してきました。
そんな時、いつも自分に言い聞かせていることがあります。
それは何かというと「倒れてしまった時は、そこに落ちているものを全部拾って起き上がろう」ということなんです。
倒れてしまった時、そこに落ちているものを拾って立ち上がることで、つまり、先ほどと一緒で、挫折から何かを学ぼうとすることで、後で振り返った時にその挫折が苦しいものではなくなるというか。
「あの時、あそこで失敗してしまったけれど、そのお蔭でこれをつかむことができたのだから、むしろ、あそこで転んでいてよかった」と、そう思えたりする。
もっとも、転んでしまった直後はそんな風に思えないかも知れません。
ただ、失敗から学ぶことってあると思うんですね。転んでしまったからこそ学べるもの、つかめるものもあると思うんです。
だから、どうせ転んだのであれば、何かをつかんでやろうと。
ただ転んで終わりにしないで、ここから何かをつかもうと。
僕は挫折した時はいつもそんな風に思うようにしています。
自信は作って壊してを繰り返して、確かなものになってゆく
挫折してしまった時は、それまで自分にあったはずの自信をなくしてしまうこともあると思います。
挫折することも怖いことだけど、もっと怖いのは、そこで自信や希望を失ってしまうことだったりします。
そんな時は、どうやったら今の状況を前向きに捉えることができるでしょうか?
これは恐らく、色々な考え方ややり方があると思うのですが、僕は自信というのは作って壊してを繰り返してゆくことで少しづつ確かなものになってゆくものだと思っています。
一度手に入れたら、二度と失わない自信をいきなり手に入れるのはきっと難しいと思うんですね。
例えば、野球の話に例えると、世界一のバッターだって、最初から揺るぎない自信を持っていたわけではないと思うのです。
そういう人でさえ、失敗や挫折を繰り返してきたはずです。
そしてその都度、それまでにあった自信を失ってきたと思うんですね。
だけど、そこから何かを学んで、そこから何かをつかんでまた立ち上がって、そして、その壊れてしまった自信をまた作り上げていったのではないかな、と。
自信というものは、そういうことを繰り返してゆく中で、作って壊してを繰り返してゆく中で、確かなものになってゆくものだと思います。
だから、自信を失ってしまった時は、今はもう一度作り直している最中なんだと、ここから何かをつかむことでこの自信は以前よりももっと確かなものになるんだと、そんな風に考えてみてもいいかも知れません。
やり方が間違っていたわけじゃないかも知れない
例えば、何かに対して大きな失敗をしてしまったとします。
それまではうまくいっていたはずなのに、その1回は大きな失敗になってしまった。そんなこともあるかも知れません。
その場合は、やり方が間違っていたとは限らない・・と思うんですね。
やり方は間違ってなかった。それでうまくいっていたわけですから。むしろ、よくやっていたのかも知れない。
ただ、そこに何かが少し不足していただけだったのかも知れないわけです。
やり方は間違っていなかった、むしろ、やり方はよかったのだけど、そこに何かが少し不足していた。
何かに失敗してしまった時、特に大きな失敗をしてしまった時は、すべてが間違っていたかのように思えてくることがあります。
その時のマイナスな感情で物事を考えると、全てがダメだったように思えてくるものですが、ただ、少し冷静になって、客観的な視点でその失敗について考えてみた時、すべてが間違っていたわけではないと思えるかも知れません。
失敗したのは、全部が悪かったからではなく、一部に問題があったから・・ということも多いと思うんですね。
何か大きな失敗をして落ち込んだ時は、できるだけ冷静になって、そして、客観的な視点になって、その失敗を見直してみるということが必要なんだと思います。
全部が間違っていたと思うと、なかなか立ち直れないし、希望も失ってしまったりします。
だけど、全部が間違っていたわけではなく、一部に問題があっただけなのだと思えたら、感じ方もガラッと変わってきます。
「失敗と書いて、せいちょうと読む」
「失敗と書いて、せいちょうと読む」
これは、選手として数々の記録を残し、現役引退後はヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也さんの言葉です。
人は案外、成功した時よりも、失敗した時に多くのことを学ぶものなのかも知れません。
うまくいっている時は気持ちがいいものですが、そんな時の自分はあまり成長していなかったりする。
むしろ、うまくいっていない時や何かに必死になってあがいている時の方が自分は成長していたりする。
だから、失敗は自分が成長するためには必要なものなのかも知れません。
もっとも、誰も失敗なんてしたくないし、挫折なんて経験したくないわけですが、ただ、どうせ挫折してしまったのであれば、それを何か自分が成長するために生かしたい。
僕はそんな風に思っています。
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