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【大切】HSPが人間関係でやらなくていい3つのこと/人間関係に疲れやすいHSPさんへ

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

今回は、HSPの人が人間関係でやらなくていい3つのことについてお話ししていきたいと思います。

HSP = Highly Sensitive Personの略。感受性が豊かで敏感な気質を持った人のこと。

①相手の気持ちを考えようと頑張りすぎること

さて、HSPの人が人間関係でやらなくていい1つ目のことが、「相手の気持ちを考えようと頑張りすぎること」です。

HSPという言葉を提唱したアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士によると、HSPの人には

①深く考える
②過剰に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細(ささい)な刺激を察知する

そんな特性、性質があります。

これはHSPの人だからこその特別な才能でもあるんですね。

HSPの人は何事にも真摯に向き合おうとする人が多いですが、人間関係でも相手に対してとても真摯に向き合う人が多いです。

ただ、そういったHSPの人特有の気質が裏目に出てしまうことがあります。

どういうことかと言うと、HSPの人は、相手の気持ちを考えるのが得意で、相手のちょっとした言葉だったり、仕草だったり、そういうことに敏感に反応することができるんですね。

ただ、そうやって相手のことを考えることが得意なために、時に相手のことや相手の気持ちを考えすぎて、

・何て言うのが正解なのかな?
・こんなこと言ったら嫌がられるかな?
・あんな風に言ったけど、良くなかったかな?

そんな風に考えてしまって、気づいたら疲れ果ててしまう。
そんなことがよくあります。

ただ、人がどう思うかは、実は十人十色で、同じことを言っても人によって受け取り方も違うんですね。

つまり、自分が責任を持てるのは自分がどんな気持ちでその何かを言ったか・・というところまでで、その先、それをどう受け取るかは、相手の領域、相手の問題なんですね。

HSPの人は人の気持ちを考えることが得意なために、つい、その相手の問題まで自分の問題として捉えてしまいがちですが、それをやってしまうと人間関係では悩みやすい自分になってしまいます。

相手がどう思ったかと考えても、それは人によって違うので答えが出ないからです。

人がどう思うかはわからない。

だとしたら、大事なことは自分がどんな思いで言ったか、なんですね。

もし、相手を大事にする気持ちだったり、相手を尊重する気持ちがあれば、それで十分で、その気持ちがあって言ったことなら、それでいいわけです。

②大事ではない人を大事にすること

HSPの人が人間関係でやらなくていい2つ目のことが、「大事ではない人を大事にすること」です。

先ほど、HSPの人の4つの特性をご紹介しましたが、HSPの人は、とても繊細な感覚を持っていて、共感力がとても高いです。

相手の気持ちになることができるから、相手の気持ちを察することができるから、例えば、辛いんだろうなとか、寂しいんだろうなとか、励まして欲しいんだろうなとか・・そういうことがわかってしまう。

HSPの人はそういうことができるために、時に本当は自分にとって大事ではない人を大事にしてしまうことがあります。

相手の気持ちがわかるために、つい共感してしまうんですね。

それは勿論いいことなんですが、ただ、中には一方的に共感してもらいたいだけで、あなたの気持ちには関心がなかったり、あなたの気持ちには寄り添ってくれない人もいます。

本当はこういう人に共感してあげる必要はないんですね。

共感してあげることって、すごく大変なことです。

僕はそれはすごく大きな優しさだと思います。

優しくするというのは、自分の心の余裕を人に配ることだと以前そんな風に言いましたが、共感してあげるというのは、優しくするということで、それは自分の心を人に配るようなものです。

だから、共感してもらうって、本当はすごいことです。

先ほど、大事ではない人、と言いましたが、そういう人に限って、共感してもらうことを当たり前のように思っていたり、共感する側の気持ちは何も考えていないことが多いんですね。

そういう人に、共感してもらうことを当たり前に思う人に共感してあげる必要はないです。

自分にとって大事な人に共感してあげることができたら、それで十分だと思います。

③自分を犠牲にすること

HSPの人が人間関係でやらなくていい3つ目のことが、「自分を犠牲にすること」です。

HSPの人は、優しい人が多く、人を助けたいと思っている人も多いと言われたりします。

それに加えて、先ほどお伝えしたようにHSPの人は相手の気持ちを察することが得意だったり、共感力がとても高いです。

ただ、そういった特性があるために、無理をしてまで相手のために何かをしてあげようとしたり、自分を犠牲にしてまで相手のために・・そういう風に頑張りすぎてしまう人もいます。

ただ、こういうことを続けていると、あなたが自分を犠牲にしてまで何かをやってあげることを当たり前に思う人だったり、本当は助けなど必要ないのにただ支えて欲しいだけの人だったり、または、あなたをただ利用しようとする人を引き寄せてしまうんですね。

相手に優しくしたいと思う気持ちだったり、できることをしてあげたいと思う気持ちだったり、そういう気持ちは本当に素晴らしいものだと思います。

ただ、そういう大切なものだからこそ、その優しさや思いを本当に必要としている人、自分にとって本当に大事な人のために使う必要があると思います。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。