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好きなこと、やりたいことが見つからない、わからないと悩んだ時は?

好きなことが見つからない。やりたいことが見つからない。

例えば、夢中になれるものだったり、情熱を傾けることができるものだったり、または、やる気を持って取り組めるものであったり・・そんなものが見つからない。

そんなこともあるかも知れません。

そんな時はどうやって好きなことを見つけたらいいのでしょうか?
どうやったらやりたいことが見つかるでしょうか?

今回はそんなことについて考えてみたいと思います。

また、これはもっと根本的な話になってくるかも知れませんが・・他人軸で生きようとすると、自分が本当に好きなことがわからなくなることがあります。

これについては記事の最後で書いてみたいと思います。

好きなことが見つからない時にできること

好きなことが見つからない。

そんな時はどうしたらいいでしょうか?

いきなりおかしなことを言うようですが、好きなことというのは、もしかしたら、見つけるものではないのかも知れません。

「僕には好きなことがあります。」
「私には好きなことがあります。」

・・そんな方々にお話をお聞きしたことがあります。どうやってその好きなことを見つけたのですか?と。

すると面白いことに、これが好きだ!という風に「見つけた」と話してくれた人は殆どいませんでした。

どういうことなのか?というと、

「最初は何気なくやってみただけだった」、「人にすすめられてとりあえずやってみただけだった」、「親についていってはじめてみた」、「友達がやるというから自分もやってみた」…etc.

・・・そんな答えが返ってきたんです。

言ってみれば、最初はそれほど積極的ではなくて、また、「これだ!」という感じで見つけたわけではないことが殆どであることに気づきます。

だけど、一つだけ共通していたことがありました。

それは、「やっているうちに好きになった」・・・ということです。

好きなことというのは、これが好きだという風にして見つけるものというよりも、やっているうちに好きだと「気づく」ものなのかも・・・知れませんね。

僕自身、好きで続けていることがいくつかあります。

でも、それらの好きで続けていることは全て、最初から好きではじめたわけではありませんでした。

最初はただ何となく、やってみようと思ってはじめたことばかり。

だけど、先ほどの方々のように、やってゆくうちに、自分はこれが好きなんだなと気づいたというか。中には、最初は苦手だったものもありました。

だけど、その裏で、何となくやってみて(挑戦してみて)、好きではないんだなと思ったことも沢山ありました。

これは以前にも書かせていただきましたが、大人になると、ついつい、頭で考えてしまいます。

経験があるからこそ、やる前にこれは無理だろうとか、これはやっても楽しくはないだろうと頭の中で考えてしまいます。

だけど、そういうことの中に本当は自分を夢中にさせてくれるもの、情熱を傾けられるようなものが隠れているのかも、知れません。

やってみてはじめて気づくのが、自分の好きなこと・・だと思うのです。

やりたいことが見つからない時は?

好きかどうかわからないけど、やってみたい・・・そう思えたら、一歩踏み出すことができるかも知れません。

でも、そのやってみたいと思うことが見つからないこともあるかも知れません。

そんな時は、好きなことと同じように、とりあえず、やってみることが大事なのかも知れません。

やってみて、はじめて、自分はそれをやりたいのだと気づくことがあるからです。

また、自分にはできないと自分からブレーキをかけてしまっていることもあるかも知れません。

そんな時に必要なのは、思い切って飛び込んでゆく「勇気」なのかも知れません。

少しだけでも一歩踏み出した時に、何か、それ以前は見えなかったことが見つかることがあります。

そうやって小さな勇気を出して、小さな一歩を踏み出すことで、何かが必ず見えてくるものだと思うのです。

やれるかどうかわからないものだから、夢中になれる

僕は、やれるかどうかわからないものだからこそ、夢中になれると思っています。

その何かが自分にできるという確信があるものであれば、それはできて当たり前なので、夢中にはなれないかも、知れません。

自分にはできないと自分にブレーキをかけ続けた結果・・・好きなことが何もない、見つからないと思ってしまうこともあります。

だけど、本当はその自分にはできないと思ったことの中に、自分が夢中になれるものがあるのかも知れない。

夢中になれるものは、うまくいかないものでもあると思うのです。

うまくいかないからこそ、うまくやろうとして夢中になれる。

ただ、やれるかどうかわからないものをやる上で一番難しいのが、最初の一歩なのかも知れません。

その最初の一歩に大きな勇気が必要だったりします。

できるかどうかわからない、むしろ、自分には無理かなと思っているものに向かってゆくわけですから、勇気が必要です。

だけど、その一歩を踏み出してみたら、一気に景色が変わることもあります。

物事は何事もやってみないとわからないと思うのです。

うまくいかないことだから、楽しい

うまくいかないことだから、楽しい。

何だかおかしなことを言っているようですが、人の脳というのはどうも、上達したり、成長することに喜びを感じるような、そんな性質があるようです。

何か新しいスポーツをはじめたりすると、最初はすごく楽しかったりします。

何故かというと、手に取るように自分が上達していることがわかったりするためです。

だけど、ある程度レベルが上がってきて、例えば、スランプに陥ったりすると楽しめなくなったりすることもあります。

それは上達していると実感できないから、かも知れません。

うまくいかないこととか、うまくできないことは、そういう意味では、大きな楽しみや喜びに変わる可能性があるのだと思います。

ただ、楽しみ方があって、それは、うまくいかないこと、うまくできないことがあった時、今の自分ではちょっと難しいかな・・・位のところを目指すところから始めるということです。

ここで、できている人と自分を比べたりすると・・・そのできている人のレベルを目指すようなもので、うまくできないレベルからそこにたどり着くまでには時間がかかりますから、上達を実感できないので、楽しめない。

大切なのは、脳を喜ばせながら、つまり、上達していることを実感しながら続けてゆくことなのだと思います。

そのためには、大きな上達は必要なくて、小さな小さな上達でいいと思います。

ちょっとでもいいから、うまくいった・・と思えた時、それは喜びや楽しさに変わります。

だから、どこを目指すか・・ということは大事なのだと思います。

そこさえ間違わなければ、うまくできないことは、自分に大きな喜びを与えてくれる何かに変わることだってあるかも知れません。

こうすると見えてくる

どうしてもやりたいことが見つからない、夢中になれるものがない・・・そう思った時は、何だかむなしい気持ちになってしまうこともあるかも知れません。

だけど、そんな時はすぐにやりたいことは見つからなくても、アンテナだけは立て続けておくということが大事なことなのかも知れません。

何かをやってみたい・・というアンテナです。

何を思うかというのは、僕はすごく大事なことだと思ってます。

「何もやりたいことがない」と思うことと、「何かやってみたい」と思うこと。やりたいことが今はないことは一緒ですが、思っていることは全く違います。

人は思ったものが見えるようになります。

例えば、「車を買い換えよう、黄色い車がいいかな」と思っていると、街を走る黄色い車が目に飛び込んでくるようになります。

それまでは一切目に入っていなかったのに、です。

例えば、「○○のブランドのバッグが欲しいな」と思っていると、やはり街で○○のブランドのバッグを持った人が目に飛び込んでくるようになります。

人はどうも、思っているものが見えるようになるようです。そして、思っていないもの(考えていないもの)は何故か見えない。

そう思うと、やりたいことがないなと思っているより、何かやってみたいと思っていた方がいいのかも知れません。

何かやってみたいと思い続けていれば、やりたいことがいつか、黄色い車やバッグのように・・目に飛び込んでくる日がやってくると思うのです。

何を思うか・・というのは、そういう意味ではとても大事なことだと思います。

他人軸で生きようとすると、好きなことがわからなくなる

さて、ここまで好きなことややりたいことが見つからない時、どうやって見つけてゆけばいいか?ということについて見てきました。

ここで少し話が変わりますが・・

「好きなことがわからない」というのは、他人軸で生きてきた結果、感じてしまうこともあるようです。

他人軸とは、言葉の通り、他人を軸にしていることで、例えば、何かをやる時、誰かに認めてもらうためにやるのは、これは他人軸になります。

例えば、勝たないと意味がないと思って何かをやることも、他人軸になります。

他人軸の場合、他人に勝つことであったり、他人に認めてもらうことが大事なのであって、だから、好きなことであっても、認めてもらえないのであれば、他人と比べて劣っているようであれば、やる意味や意義が見出せなくなってしまうことがあるかも知れません。

他人軸といっても、それを持って生まれた人は恐らく誰もいません。

誰もが生まれた時は、小さな小さな子供だった頃は、自分軸だったはずだと思うのです。(自分軸とは?自分軸と他人軸の違い、自分軸で生きる方法

自分が気になるものがあったら、迷わずそこに向っていったはずだと、思うのです。

それが例えば、誰かに自分と誰かを比べられてしまうことであったり、自分を認めてもらえなかったり(子供の頃であれば、褒めてもらえなかったり)・・

そんなことを経験して、何かを失って、その失った何かを、時には結果を出すことで、時には誰かに勝つことで、時には、自分を押し殺すことで・・取り戻そうとしていた・・もしかしたら、そんなこともあるかも知れません。

そしてそれは、子供の頃に、子供なりに生きてゆく術として身に付けた処世術のようなものでもあるのかも知れません。

もっとも、もっと色々な原因がある、複雑なものだと思いますが、ただ、他人軸というのは、いずれにしても、意図せずに身に付けてしまったものではないかなと、思うのです。

そして、それが大人になってから、自分を苦しめることがあります。

「好きなことがわからない」

・・というのも、何かそこに関係しているということも、もしかしたら、あるかも知れません。

じゃあ、どうやったら他人軸をやめられるか・・ということですが、他人軸と自己肯定感というものはどうもとても深い関係があるようです。

自己肯定感が高まると、他人軸もある程度自然と捨てられることがあります。

自己肯定感を高めるということについては、自己肯定感が低い。原因と3つの高める方法とは?にてご紹介しているので、よかったらそちらを参照ください。

ただ、自己肯定感を高めてゆく中で、自分が本当にやりたいことが見つかってゆくことがあります。

好きだったけど、抑制してきたものに気付いたり、好きなのに、意味がないと思ってしまってそれをやる意味が見出せなかったもの・・・そんなものに対する考え方が少しづつ変わってゆくこともあります。