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飽きっぽい性格の治し方とは?

何をやっても飽きっぽい・・・そんな性格を治したい。

そんな風に思うことがあるかも知れません。

今回は飽きっぽいという性格について考えてみたいと思います。

性格なんて治るわけがない?

性格って治らないものだとお考えの方もいらっしゃるとは思います。

確かに、なかなか治るものではありませんよね。

ただ、性格に関する研究なども行われていて、それは生まれもったものというよりは後天的なもの、つまり、生まれてから身に付けたもの・・・という考え方があります。

マザー・テレサの言葉(※1)にこんなものがあります。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

(マザー・テレサ)

習慣はいつか性格になる・・・つまりマザー・テレサは習慣が性格を作ると言っていたわけです。そして、そこを辿ってゆくと、それは「思考」に行きつきます。

専門家の中にも性格は習慣が集まったもの・・・と表現する人もいます。

・・・飽きっぽいの治し方の前に脱線してしまいました。でも、この性格に関するマザー・テレサの言葉、大きなヒントになると思うんです。

飽きっぽい性格を治すには

・思考
・言葉
・行動
・習慣

を変えてゆく・・・ということだと思います。

もともと人は飽きっぽいもの

人は良くも悪くも飽きっぽいところがあります。流行が何十年も続いた・・・なんてことはないし、「一発屋」と呼ばれる芸人さんがいたり、どんなに感動した曲だったとしても、同じ気持ちで毎日毎日聴くこともできません。

人は新しいものが好きです。

さて、じゃあなんで飽きっぽい人とそうでない人がいるのか・・・ということに勿論なると思います。

でも、僕は飽きっぽい人とそうでない人の違いなんて、本当に小さなものではないかと思うんです。

飽きっぽくない人も、飽きっぽいんです。本当は。

でも、飽きない工夫をしているんだと思うんですね。意識してか無意識のうちにしているかは別にして。

工夫なくして、物事はずっと楽しみ続けられない

飽きっぽいという方は、そればかりやっていることはないでしょうか。また、どこかでつまずいてしまったり、上手くいかないことはありませんでしたか。

長く続けるには楽しむ工夫というものが必要になると思いますし、人はもともと飽きっぽいものである・・・ということを前提に考えてゆく必要があると思うんです。

飽きっぽくない人はそのための工夫の仕方が上手な人ではないでしょうか?
そんな人たちがやっているようなこと、考えてみたいと思います。

1.そろそろ飽きそうかなと思う前に行動に出る

そればっかりやっていると行き詰ってしまうことがあります。そればかり考えていると、いずれ疲れますし、飽きてしまいます。

だから、例えば、趣味であれば、いきなり極めようとか、一気にのめりこむのもいいのですが、そろそろ飽きそうかなと思う前に、この「思う前に」というのが大事ですが・・・とにかく、そう思う前に違うことをやってみることだと思います。

飽きる前に休む、飽きる前にちょっと違ったことをやってみることです。

1つ1つクリアしてゆく、階段を1段1段上がってゆきたいタイプの方は要注意です。1つ1つ丁寧なのはいいのですが、同じことの繰り返しになりがちで飽きてしまう。

そんな時はちょっと違ったものや1つ上のレベルのことにちょっとだけチャレンジしてみるのも良いと思います。するとまた違った景色が見えてくると思います。

2.目標は小さく、でも達成感は大きく

趣味でもなんでもそうですが、人は上達したという実感がわいた時に快感を覚えるようにできているようです。

飽きっぽい人はその感覚を感じられないままに続けようとしていませんか。もしそうだとしたら、それでも続けていたのはすごいことです・・・。

ポイントはこの上達した、もしくは成長したとか、何でもいいですが、そのように自分が成長したことを体感し続けながら前に進むことではないでしょうか。

だからいきなり、歌手になりたい・・・なんて歌の練習をはじめると、すぐに飽きます。挫折します。何故なら、目標が遠すぎて見えないし、成長したことも体感できないから・・・です。

この場合なら、例えば、この曲をとりあえず音程を間違わないで歌えるようになる・・・というような目の前にあることを目標にします。

目の前にあることですから、ちょっとやればできると思うんです。でもちょっと前の自分はできなかったわけですから、達成感を得ることができます。

そうやって、小さな小さな目標を常に目の前に置いてそこを目指してゆく。これが飽きずに前に進むコツだと・・・思うのです。

3.時間を置く

飽きっぽい人は集中型で、飽きっぽくない人は分散型・・・・なのかも知れません。

人はもともと飽きっぽいものです。それを知っていれば、例えば、趣味などはいくつも持っていた方が楽しめたりします。1つだけだと、何だか面白くなくなってしまったとか、興味が薄れてしまった・・・なんてことになります。

でも3つも4つも趣味があれば、時間がもっと欲しい!なんて言ってしまうほど、1つには集中できないわけで。そういう人は飽きない人だと思うんです。

人はまた基本的には忘れっぽいものです。

全てを完璧に覚えていられたら困ることも実は沢山あります。時間が解決してくれる・・・そういうこともあるものですから。

何が言いたいかというと、忘れっぽいのですから、ちょっと時間を置くことでまたその楽しさが戻ってくることがある・・・ということです。だから、飽きた時には、やめてみる、時間を置くことだと思います。

仕事であれば、他の仕事に力を入れてみたり。意図的に力を抜くというとあまりよくは思われませんが、わからないようにやれば大丈夫です(笑)、それは冗談だとしても、そうやって忘れっぽいところ、飽きっぽいところを上手に使ってゆくことが飽きっぽい性格を治すには良い方法だと思うんです。